フルトヴェングラー 英雄 戦時中の名演

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こんにちは。
ともやんです。

今からもう50年近く前、当時まだ中学2年生だった僕は、フルトヴェングラー&ウィーンフィルの演奏でベートーヴェンの交響曲第3番”英雄”のLPレコードを買いました。

それがフルトヴェングラーとの最初の出会いでした。
フルトヴェングラーが亡くなってからもう17年ほど経っていました。

なんでフルトヴェングラーのLPを買ったのかよくわかりません。
でも、いい選択だったと思います。

最初に買ったのが、カラヤン&フィルハーモニア管のベートーヴェンの”運命”とチャイコフスキーの”悲愴”のカップリング盤でした。

フルトヴェングラーの名前はなんとなく聴いていました。

その出会いから50年近く経ちましたが、まだフルトヴェングラーの録音を全て聴けていません。

今後可能な限り彼の遺して録音を聴いて、レビューして行きたいと思います。

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フルトヴェングラー ナチス 戦時中の苦悩

フルトヴェングラーは、ベルリンフィルの首席指揮者の要人として、政府主催の式典などでは、指揮をしなければならない立場でした。

特にヒトラーの誕生日を祝う式典には、ナチスから強いよう要請がありましたが、どうしても出たくないので、あれこれこじつけをつけて避けてきました。

また当時30代で注目を集めているカラヤンとのベルリンでの権力争いもありました。

そんな中、’43年6月にフルトヴェングラーは、2度目の結婚をしています。
しかも戦況は悪化の一途を辿っていました。

ベートーヴェンの英雄は、そんな状況の中で演奏されました。
自分を取り巻く苦悩、特にナチスを打ち払うように、そして自らの結婚を祝うかの如く、迫力ある一世一代の名演を遺したわけです。

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フルトヴェングラー 英雄 ウィーン・フィル 1944

ベートーヴェン交響曲第3番”英雄” 戦時中の名演

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 Op. 55
Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55, “Eroica”

1.(15:33) I. Allegro con brio
2.(17:35) II. Marcia funebre: Adagio assai
3.(06:38) III. Scherzo: Allegro vivace
4.(12:51) IV. Finale: Allegro molto
total(52:37)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 19-20 December 1944, Vienna, Austria

『戦時のフルトヴェングラー ~ターラ編~(6CD)』

フルトヴェングラー戦時中の超絶名演集、こんどはターラ編!
ターラ原盤により、44年英雄(ウラニアのエロイカ)、43年運命、
44年田園など11曲、2018年最新デジタル・リマスタリングで6CDに集成。

戦時中の巨匠の名演の数々を集成した「戦中のフルトヴェングラー」(6CD)(KKC-4112/7)はいまベストセラー中ですが、こんどは仏ターラ原盤を集めて、続編を発売!1943年の「運命」、44年の「英雄」(ウラニアのエロイカ)、44年の「田園」など、巨匠の”最高の演奏”11曲をCD6枚組に集成。

ファン必携!壮絶な爆演の数々が2018年最新デジタル・リマスター音源でよみがえります!フランスのターラ(TAHRA)社はフルトヴェングラーとも親交のあった大指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘ミリアムと仏フルトヴェングラー協会の重鎮ルネ・トレミーヌが1993年に設立したレコード会社。放送局等のオリジナル音源からフルトヴェングラーの貴重な録音を未亡人(故人)はじめ関係団体の正規承認を受けて、CDに復刻して発売。

それまで海賊盤の粗悪な音質でしか聴くことのできなかった巨匠の神髄にふれるすばらしい音質に世界中のファンが驚喜しました。

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まとめ

1971年、中学2年生の僕は、富山市の大きなレコードショップで、ベートーヴェンの交響曲第3番”英雄”のLPレコードをどれにしようか迷っていました。

この数ヵ月前に生まれて初めて30センチLPレコードを買ったばかりでした。
カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団によるベートーヴェンの”運命”とチャイコフスキーの”悲愴”がカップリングされたものでした。

当時1枚3,000円前後したLPレコードは、高価な買い物でした。
ましてや毎月親からの小遣いを少しずつ貯めてようやく買えるようになったのです。

カラヤンか?ベームか?ワルターか?
でも僕が選んだのは、フルトヴェングラー指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団による1944年12月の演奏でした。
この選択が僕の人生を決めたようなものです。

それ以来50年弱、僕はクラシック音楽を聴き続け、そしてフルトヴェングラーの録音を聴き、激動の時代を振り返っているのです。

フルトヴェングラー CDベスト10 宇野功芳編

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