ワルター モーツァルト 交響曲第39番・第40番・第41番 戦前の名演

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こんにちは、
ともやんです。

ワルターは、ユダヤ系という理由でナチからの妨害や迫害を受け、戦前はで録音が残されているのはこの年1938年頃までです。

しかもウィーンフィルとなれば特別な演奏で、今から80年以上前の録音ということで本当に貴重なものです。

演奏スタイルは、1970年からクラシックを聴きだした僕にとっては非常に懐かしいスタイルでテンポで響きの演奏で、何か故郷の戻った時のような安心感を感じる演奏の録音です。

録音の時期と場所は、1938年1月のウィーンということで、有名なウィーンフィルとのマーラーの第9番も同じ時期で、聴きやすい音質で残されているのは本当に嬉しいです。

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宇野功芳評 ワルター&ウィーンフィル “ジュピター” 1938

ワルター自身と文通もしていた評論家、故宇野功芳氏は、この録音に関してはなかなか厳しい指摘をしています。

オーケストラの貴族的でウィーンフィルの甘美な音色が再現されていることが、この復刻の最大の魅力だが、演奏自体は高く評価できないとコメントしています。

理由としてはワルターの指揮が軽いのとアンサンブルにも雑なところが目立つということです。

なるほど、まあ、そこが宇野氏のいいところでお気に入りの音楽家でも容赦しないところですね。

僕は、そんなに悪くない演奏で録音だと思いました。
聴く人がそれぞれ判断すればいいと思いますね。

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ワルター モーツァルト 交響曲第39番・第40番・第41番 戦前の名演

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第39番 変ホ長調 K. 543
Symphony No. 39 in E-Flat Major, K. 543

1.(08:46) I. Adagio – Allegro
2.(08:42) II. Andante con moto
3.(03:58) III. Menuetto: Allegretto
4.(03:41) IV. Finale: Allegro
total(25:07)

BBC交響楽団 – BBC Symphony Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: 22 May 1934, London

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交響曲第40番 ト短調 K. 550
Symphony No. 40 in G Minor, K. 550

5.(06:07) I. Molto allegro
6.(08:12) II. Andante
7.(04:02) III. Menuetto: Allegretto
8.(04:03) IV. Allegro assai
total(22:24)

ベルリン国立歌劇場管弦楽団 – Berlin State Opera Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: January 1929

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交響曲第41番 ハ長調 「ジュピター」 K. 551
Symphony No. 41 in C Major, K. 551, “Jupiter”

9.(08:11) I. Allegro vivace
10.(08:15) II. Andante cantabile
11.(04:31) III. Menuetto: Allegretto
12.(06:31) IV. Molto Allegro
total(27:28)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: 11 January 1938, Vienna

Mozart: Symphony No.39-No.41 ブルーノ・ワルター

ワルターはモーツァルト演奏を復活させた指揮者のひとりであり、SP時代に主要な交響曲を録音しています。

39,40,41番、いわゆる3大交響曲もSPで聴くことができます。オーパス蔵ではワルターのウィーン・フィルとの録音を中心に復刻してきましたので、第41番「ジュピター」と第39番、第40番は別のCDとして発売しました。

これらCDは2001年に出されましたが、時間も経ちましたので新しくマスターをし直し、また多くのリクエストにお応えして、3曲をまとめることにしました。アメリカに移ってからのニューヨーク・フィルとの録音、晩年のコロンビア交響楽団との録音とは異なる、ワルター壮年時代のヨーロッパ録音を味わってください。(相原了)
キングインターナショナル

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