こんにちは、
ともやんです。
マーラーの交響曲は好きですが、では、全てかと言うとそうではありません。
好んで聞くのが、第1番、第2番”復活”、第9番。
そして次に来るのが第4番と大地の歌。
第5番、第6番、第7番は、良い演奏なら聴いてみようかなって感じです。
残りの第3番と第8番は、あまり聴く気がしません。
マーラー 交響曲第3番の苦手意識
マーラーの交響曲第3番は、まだ20代の頃、LPレコードで買って聴きましたが、あまりピンと来ることもなく、そのまま聴かないで何年も、いや何十年も経ってしまいました。
その時のLPは、ショルティ指揮シカゴ響でした。
演奏がどうのこうのいう以前に、マーラーの第3番には馴染めませんでした。
しかし、「クラシックCDの名盤 演奏家篇」で、カール・シューリヒトのページで、評論家の福島章恭氏は、シューリヒトの推薦盤としてマーラーの交響曲第3番を挙げているのです。
まず、シューリヒトがマーラー?と意外に思ったのと、福島氏のコメントがなるほどと思わせるものでした。
福島氏は次のように書いているのです。
“シューリヒトがドイツでもっとも早いマーラー推進者の一人だったことを記念して『第3番』を挙げておきたい。ブルックナーとマーラーの両者を、これほど矛盾なく得意にした指揮者をほかに知らない。”
さっそく、シューリヒトの録音でマーラーの交響曲第3番を聴いてみました。
さすがに80分近い曲ですが、すごく自然に聴くことが出来るのです。
それだけに名演ということだと思います。
シューリヒト マーラー 交響曲第3番
グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第3番 ニ短調
Symphony No. 3 in D Minor
作詞 : 伝承 – Traditional
作詞 : フリードリヒ・ニーチェ – Friedrich Nietzsche
1.(30:39) I. Kraftig: Entschieden
2.(08:04) II. Tempo di menuetto: Sehr massig
3.(15:09) III. Comodo. Scherzando. Ohne Hast
4.(08:27) IV. Sehr langsam: Misterioso
5.(04:21) V. Lustig im Tempo und keck im Ausdruck
6.(21:02) VI. Langsam. Ruhevoll. Empfunden
total(87:42)
ルート・ジーヴェルト – Ruth Siewert (メゾ・ソプラノ)
シュトゥットガルト南西放送声楽アンサンブル女声セクション – South West German Radio Vocal Ensemble, female section
エベルハルト・ルートヴィヒ・ギムナジウム少年合唱団 – Eberhard Ludwig Gymnasium Boys’ Choir
シュトゥットガルト放送交響楽団 – Stuttgart Radio Symphony Orchestra
カール・シューリヒト – Carl Schuricht (指揮)
録音: 7 April 1960, Liederhalle, Stuttgart, Germany
カール・シューリヒトの芸術 / カール・シューリヒト シュトゥットガルト放送交響楽団
オーケストレーションを客観的に整理した解釈と、明確で生命力に満ち、なおかつ気品のある美しさを湛えた演奏が現在も多くの支持を集めているカール・シューリヒト。
彼が1955年から60年まで、シュトゥットガルト放送交響楽団を振って南ドイツ放送(SDR)に残した放送用のセッション録音やライヴをCD20枚にわたり記録した「カール・シューリヒト・コレクション」、続くCD10枚組の「同第2集」、合計30枚のCDを新たに1つのBOXとした集大成が登場しました。巨匠の素晴らしい遺産をたっぷりとお楽しみいただけます。
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