こんにちは、
ともやんです。
2016年に86歳で亡くなった宇野功芳さんは、『フルトヴェングラーの全名演名盤』という著書もあるくらいフルトヴェングラーのレコードからCDを聴き込んだ方です。
その宇野さんは、2011年にフルトヴェングラー生誕125周年記念として特集された『フルトヴェングラー 至高の指揮者』というムック本で「フルトヴェングラー 究極のCDベスト10」というページを担当されていました。
そこに記載された演奏の録音が収録されている現役CDをご紹介します。
※なおCDは、2020年8月6日現在入手および予約可能なものです。
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ベートヴェン交響曲第7番 ウィーンフィル 50年 |
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オリジナル・モノラル、2トラック、38センチ、オープンリール・テープによるフルトヴェングラー&VPOのベートーヴェン第4+第7(HMV)、歴史的名演の登場です。いつも通り、元テープに刻まれた情報量を限りなく忠実に再現したもので、不必要なノイズ・カット等は全く施しておりません。
交響曲第4番の第4楽章5分36秒付近から7回程度「チッ」というノイズが入ります。これらは原盤に混入しているもので、従来のLP、CDにも存在しており、当CDの制作過程で生じたものではありません。(以上、平林直哉) |
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ベートヴェン交響曲第9番”合唱付き” バイロイト祝祭管 51年 |
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言わずと知れたHMV/EMI系の歴史的名盤です。復刻に使用したのはGS-2142(2015年12月発売)と同じく2トラック、38センチのオープンリール・テープです。今回、GS-2142の音質を見直し、高品質のテープを新規に取り寄せるとともに、マスタリングの全行程をスタジオで行い、思い残すことがないよう万全を期しました。結果、恐ろしく瑞々しく、細部まで克明に聴き取れる、別次元な音質を得ることが出来ました。このCDはある程度調整された装置で、じっくりと聴くリスナーにとっては、二度と手放せなくなるディスクになることは間違いないでしょう。(平林 直哉) |
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ベートヴェン交響曲第9番”合唱付き” ウィーンフィル 53年 |
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この演奏、録音の要点としては、次の六点があげられる-(1)演奏全体に、目立ったミスがなく、最後まで充実している事。(2)演奏全体の印象を低下させる様な録音時のテープ、経時変化などに特別大きな不調がなく、終楽章でも音量不足や音質の劣化がない事。(3)第1楽章の展開部フーガ部分の充実、再現部冒頭の壮絶な表現によって迫力が増し、各楽章の表現に理想的なバランスが出ている事。(4)第3楽章の表現が深い上にさわやかで、自然な流れが見事である事。(5)最初から熱気があり、指揮者、オーケストラ、ソリスト、合唱団、及び聴衆全体に、曲、演奏に打ち込む一体感が出ている事。(6)全体を通じてフルトヴェングラーの個性が最大限発揮されているが、それを超越してベートーヴェン「第9交響曲」の内容が直截に伝わってくる点で、最高の賛辞が与えられる事。 |
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シューベルト交響曲第9番”ザ・グレイト” ベルリンフィル 42年 |
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シューベルト「9番」(1942)・・・5種あるうちの最初の録音。42年盤「グレイト」として、あまりにも有名な演奏。 |
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ブラームス 交響曲第4番 ベルリンフィル 1948年
ブラームス: 交響曲第4番&ベートーヴェン: 交響曲第8番
フルトヴェングラー&BPOの真骨頂、
ブラームス第4番(1948)、ベートーヴェン第8番(1953)
2トラック、38/19センチ、オープンリール・テープ復刻
制作者より
ブラームスはEMI系、ベートーヴェンはDG、ドイツ・フルトヴェングラー協会系の音源と同一です。
技術の発達のおかげで、聴衆の咳払いや演奏上のノイズは極力除去、ないしは抑えられる傾向にあります。
しかし、当レーベルでは基本的にそのような操作は行っていません。そうした様々なノイズも、音楽のひとつとして捉えています。
なお、2トラック、38センチのテープを使用したブラームスは生々しすぎるくらいですが、2トラック、19センチの第8番も、情報量的には全く遜色はありません。(平林 直哉)
キングインターナショナル
ベートーヴェン 交響曲全集 巨匠たちの遺産
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トスカニーニ、ワルター、シューリヒト、クレンペラー、フルトヴェングラー、シェルヘンによるベートヴェン交響曲全集は、まさに世界遺産です。
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