クレンペラー ドイツ・オペラ序曲&ウィンナワルツ選集

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こんにちは、
ともやんです。

個人的には、多少の異論はあるのですが、20世紀の巨匠オットー・クレンペラー(1885-1973)は、1950年代半ばからEMIと契約し当初はモノラルで録音、その後50年代の終わりからステレオで膨大な録音を残しました。
特に58年に大やけどを負って復帰してからの録音は、聴くべきものが多く出来れば全て聴き通したいところです。

そんな1960年に都度収録されたオリジナルのアルバム「ドイツ・オペラ序曲集」の6曲に加え、翌年録音のヨハン・シュトラウス作品2曲を新規でカップリング。

ウェーバーは特に作品を知り尽くしたクレンペラーによる充実した響き。
圧倒的な演奏です。

一方、ウィンナ・ワルツ含む2曲は小品ながらも大曲と錯覚するかのようなユニークさがあり、これもまた興味深い録音ですね。

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クレンペラー ドイツ・オペラ序曲&ウィンナワルツ選集

カール・マリア・フォン・ウェーバー – Carl Maria von Weber (1786-1826)
歌劇「魔弾の射手」 J. 277
1.(09:37) Der Freischutz, J. 277: Overture

3歌劇「オイリアンテ」 J. 291 – 序曲
2.(08:53) Euryanthe, J. 291: Overture

歌劇「オベロン」 J. 306 – 序曲
3.(09:33) Oberon, J. 306: Overture

エンゲルベルト・フンパーディンク – Engelbert Humperdinck (1854-1921)
歌劇「ヘンゼルとクレーテル」(抜粋)
Hansel und Gretel (excerpts)

4.(08:35) Prelude
5.(09:02) Dream Pantomime
total(17:37)

クリストフ・ヴィリバルト・グルック – Christoph Willibald Gluck (1714-1787)
歌劇「アウリスのイフィゲニア」(R. ワーグナーによる管弦楽編)
6.(11:32) Iphigenie en Aulide: Overture (arr. R. Wagner for orchestra)
編曲 : リヒャルト・ワーグナー – Richard Wagner

フィルハーモニア管弦楽団 – Philharmonia Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)

ドイツ・オペラ序曲集&ワルツ<タワーレコード限定> オットー・クレンペラー フィルハーモニア管弦楽団

この「ドイツ・オペラ序曲集&ワルツ」は1960年に収録されたオリジナルリリースの各オペラ序曲等の6曲に、翌年録音のヨハン・シュトラウス作品を2曲収録しました。

これらのシュトラウス作品は元々前述のワイルが入ったアルバムに収録されていた曲で、今回はカップリングを変えての復刻となります(本来ここに「ウィーン気質」を入れる予定でしたが、収録時間の関係で今回は割愛しています)。

「ドイツ・オペラ序曲集」のうち、特にウェーバーは作品を知り尽くしたクレンペラーならではの充実した響きがあり、圧倒的な演奏です。

一方、ウィンナ・ワルツ含む2曲は小品ながらも大曲と錯覚するかのようなユニークさも含めて曲の奥深さを感じさせます。いずれの小品も綿密に構築されているのは大曲と同じですので、聴き終わった後の充実度は引けを取りません。

音質はこちらも充実しており、セパレーションも良好で見通しも良いため、オーディオ的な満足度も高いと思います。

音質的には今回、本国にあるオリジナルの2Chのアナログ・マスターテープから、従来を超える192kHz/24bitでデジタル化を行ったフラットマスターを使用し最新でマスタリングを行いました。

そのためか、今回の音質は緻密さと幅広いレンジ感、近接感をより獲得しており、リアルになった音質で最上の演奏をお楽しみいただけます。一部にはノイズ等も散見されますが、今回もオリジナルを尊重し、バランスを含め、あくまで最小限の範囲で音楽的なマスタリングを目指しました。尚、解説書には川瀬昇氏による新規文章を掲載しています。

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