フルトヴェングラー バイロイトの第九 完全版 予約

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こんにちは、
ともやんです。

1951年7月29日に歴史的な演奏が行われました。

第二次大戦後中止されていたバイロイト音楽祭が、再開されたのです。
そして、そのオープニングを飾ったのが、フルトヴェングラーの指揮によるベートーヴェンの第九だったのです。

実は、この録音はEMIのウォルター・レッグによって行われたのですが、レッグ自信はこの録音はおまけと考えていました。

なんと言ってもレッグのメインの仕事は、カラヤンの『指環』と『マイスタージンガー』だったのです。

しかも、当時関係の良くなかったフルトヴェングラーとレッグなので、演奏が終わった後、レッグは楽屋を訪れ、フルトヴェングラーに
「良い演奏でしたが、期待ほどではありませんでした」と言ったそうです。

フルトヴェングラーは当然憤慨し、その言葉から立ち直るに2日間掛かったそうです。そして、ムカつきながらザルツブルク音楽祭に向かいました。

EMIのレッグは、カラヤンのワーグナーをしっかり録りビジネスとして成功させることを目論んでいましたが、結局正式に発売されたカラヤンの録音は「マイスタージンガー」と「ワルキューレ」第三幕だけでした。

そして当初発売を考えていなかったフルトヴェングラーの第九が、フルトヴェングラーの死去の直後発売されると、歴史的名盤と言われるようになったのはいかにも皮肉です。

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フルトヴェングラー バイロイトの第九

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”

1.(17:51) I. Allegro ma non troppo, un poco maestoso
2.(12:00) II. Molto vivace – Presto
3.(19:32) III. Adagio e cantabile – Andante moderato – Adagio
4.(24:59) IV. Presto – Prestissimo
total(74:22)

作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller
エリーザベト・シュヴァルツコップ – Elisabeth Schwarzkopf (ソプラノ)
エリーザベト・ヘンゲン – Elisabeth Hongen (コントラルト)
ハンス・ホップ – Hans Hopf (テノール)
オットー・エーデルマン – Otto Edelmann (バス)
バイロイト祝祭合唱団 – Bayreuth Festival Chorus
バイロイト祝祭管弦楽団 – Bayreuth Festival Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)

スウェーデン放送所蔵音源によるバイロイトの第9

まさに1951年7月29日、スウェーデン放送によって中継放送された番組、冒頭の4か国語(ドイツ語、フランス語、英語、スウェーデン語の順)によるアナウンスから巨匠の入場、渾身の指揮、やや長めのインターバルをはさみ、最後の2分半以上に及ぶ大歓声と嵐のような拍手(と番組終了のアナウンス)まで、85分間、一切のカットなしに当夜のすべての音をSACDハイブリッド盤に収録しました。

冒頭アナウンスは「1951年バイロイト音楽祭。バイエルン放送がリヒャルト・ワーグナー音楽祭(バイロイト音楽祭)のオープニング・コンサートをバイロイト祝祭劇場からドイツ・オーストリア放送、英国放送、フランス放送、ストックホルム放送を通じてお届けします。

曲はヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮によるベートーヴェンの交響曲第9番です。」というもので、これがまさに生中継だったことがうかがえます。

発掘のきっかけはキングインターナショナルと縁の深かった仏ターラ・レーベルの主宰者故ルネ・トレミヌ氏が遺していった『Furtwangler / A Discography by Rene Tremine』(ターラ・プロダクション 1997年刊)A4版56ページの冊子。この中の「バイロイトの第九」(1951年7月29日 バイロイト、祝祭歌劇場管弦楽団)の項の最後の行に次のような記述が―Bavarian Radio, Munich and Swedish Radio (archive LB 14784)。バイエルン放送、ミュンヘン放送、そしてスウェーデン放送も放送していたというのです!

この1行の記述を頼りに、弊社では長年の付き合いがあるスウェーデンBISのロベルト・フォン・バール会長に音源探しを依頼。そしてついに、見つかったのです!あのトレミヌ氏でさえも入手できずに、70年もの間スウェーデン放送局に眠っていた「バイロイトの第九」放送音源が。

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