バーンスタイン ベートーヴェン ミサ・ソレムニス

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こんにちは、
ともやんです。

現在の僕にとって、一番の難題は、2月に「ミサ・ソレムニス」に合唱団の一員として歌うことです。既にというか当然ですが、楽譜は以前より用意しているし、ベースパートを歌手が歌っている音取り用のCDも購入済みで聴いています。

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バーンスタイン もう生誕100年も経って

僕がクラシック音楽に興味を持ち、趣味として聴き始めたのが1970年の中学生になってから。もう50年以上の前のこと。当然聴き始めた頃は、50年先の自分からふり返るとは思ってはいなかった。
その頃のスターは、カラヤンであり、ベームだった。
もちろんバーンスタインもスターだったが、その二人からみると後塵を拝していたように僕には思えたものです。

と言ってもバーンスタインは当時既に50歳を越えていたし、十分世界的な指揮者だった。
ただ僕にはまだまだこれからの人というイメージを持っていた。
だから、2018年が生誕100年と聴いて、もうそんなに経ったのかと思ったものだ。

50年なんてアッという間、そして100年という年月もそんなに長くないのかもしれない。

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バーンスタイン 2度目のベートーヴェン ミサ・ソレムニス

バーンスタインにとって1960年にNYPと録音して以来2度目の収録となったこの盤は、1977年からDGレーベルへウィーン・フィルと録音を進めていたベートーヴェンの交響曲全集の大成功と共に、世界的に大きく評価を上げて行った時期の重要なアルバムです。

この「ミサ・ソレムニス」の録音はアムステルダムで1978年の2月と3月に行われており、ウィーンでは直前に交響曲第2番と「英雄」が収録されるなど、「フィデリオ」や1976年のアムネスティ・コンサート含め、ベートーヴェンに集中していた時期でした。

バーンスタイン自身がニューヨークを飛び出し、ユーロッパで地盤を築いていた時であり、DGという格式高いレーベルへの収録も評価され、ウィーンやアムステルダム、ミュンヘンなどまさに音楽の聖地での演奏(ベルリンでの自作やマーラー9番のFMライブも)など、日本においてもカラヤンと並ぶスター指揮者として確固たる評価を得た時期に当たります。

その証として「ミサ・ソレムニス」は1979年のレコード・アカデミー賞を、翌年の80年には前述の「ベートーヴェン:交響曲全集」がレコード・アカデミー大賞に輝きました。保守的な日本の聴衆にも有無を言わさず実力を認めさせたバーンスタインの力が、まさに発揮された重要な時節と言えます。

今回は、生誕100年の記念の年に際し、世界初SA-CD化となるこのエポック的音源を取り上げました。CD初期では2枚組として出ていた演奏時間が80分を超える大作を、昨今の例に倣い、1枚で収録してあります。

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バーンスタイン ベートーヴェン ミサ・ソレムニス

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲) ニ長調 Op. 123
Mass in D Major, Op. 123, “Missa Solemnis”

1.(03:53) Kyrie: Kyrie eleison
2.(02:02) Kyrie: Christe eleison
3.(04:23) Kyrie: Kyrie eleison
4.(04:48) Gloria: Gloria in excelsis Deo
5.(06:28) Gloria: Qui tollis
6.(01:13) Gloria: Quoniam
7.(02:56) Gloria: In gloria Dei Patris
8.(02:22) Gloria: Amen – Quoniam tu solus sanctus
9.(04:08) Credo: Credo in unum Deum
10.(05:57) Credo: Et incarnatus est
11.(05:21) Credo: Et ascendit in coelum
12.(01:42) Credo: Et vitam venturi saeculi
13.(03:13) Credo: Amen
14.(02:58) Sanctus: Sanctus Dominus Deus Sabaoth
15.(01:07) Sanctus: Pleni sunt coeli
16.(02:13) Sanctus: Praeludium
17.(10:35) Sanctus: Benedictus
18.(06:53) Agnus Dei: Agnus Dei
19.(02:11) Agnus Dei: Dona nobis pacem
20.(03:01) Agnus Dei: Agnus Dei
21.(03:53) Agnus Dei: Presto
total(81:17)

作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
エッダ・モーザー – Edda Moser (ソプラノ)
ハンナ・シュヴァルツ – Hanna Schwarz (コントラルト)
ルネ・コロ – Rene Kollo (テノール)
クルト・モル – Kurt Moll (バス)
ヒルフェルスム・オランダ放送協会合唱団 – Netherlands Broadcasting Foundation Chorus, Hilversum
ベルナルド・バルテリンク – Bernard Bartelink (オルガン)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 – Royal Concertgebouw Orchestra
レナード・バーンスタイン – Leonard Bernstein (指揮)
録音: March 1978, Live recording Concertgebouw, Grote Zaal, Amsterdam, Netherlands

ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス(モーザー/シュワルツ/コロ/モル/ロイヤル・コンセルトヘボウ管/バーンスタイン)

ベートーヴェンが晩年の1823年に作曲した《ミサ・ソレムニス》は、ベートーヴェンが自らの作曲技法の全てを注ぎ込んで書き上げた大作です。ベートーヴェンの音楽に強い共感を持って取り組んだレナード・バーンスタインの2度目の《ミサ・ソレムニス》の録音は、オランダの名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とともに、宗教曲の枠組みを超えた宇宙的な広がりを実現しています。同時期に作曲された交響曲第9番と併せて聴いてみると、晩年のベートーヴェンの精神世界の内奥に触れることができるでしょう。1979年度レコード・アカデミー賞受賞盤。

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