クナッパーツブッシュの遺産 ブルックナー 交響曲第7番

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こんにちは、
ともやんです。

故宇野功芳氏が、絶賛したクナッパーツブッシュの録音を『超絶の至芸! クナッパーツブッシュの遺産』として、4枚のCDにまとめた企画です。

2枚目の曲が、ブルックナー交響曲第7番。

ブルックナーの交響曲第7番は、第1楽章と第2楽章が、演奏時間もそれぞれ20分前後も要しますが、それを支える終楽章は、それらに比べ演奏時間も短く、いまひとつと思われているようです。

実際、僕もこの曲をこよなく愛していますが、終楽章がいまひとつもの足りないように感じます。

しかし、それを知ってかどうかはわかりませんが、クナッパーツブッシュは、なら、こんなスタイルで演奏してやるとばかり、終楽章を遅めのテンポで深い演奏を聴かせてくれました。

しかもその前の第3楽章のスケルツォが、巨人の歩みのようで、クナの演奏で聴くと後半の第3楽章、そして終楽章が、この曲の素晴らしさをぐいと持ち上げているように感じます。

ぜひ、聴いて欲しい演奏です。

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クナッパーツブッシュ ブルックナー 交響曲第7番

アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第7番 ホ長調 WAB 107 (1885年稿・A. グートマン改訂版)
Symphony No. 7 in E Major, WAB 107 (modified 1885 version, ed. A. Gutmann)

1.(20:02) I. Allegro moderato
2.(19:44) II. Adagio. Sehr feierlich und sehr langsam
3.(11:47) III. Scherzo: Sehr schnell
4.(14:09) IV. Finale: Bewegt, doch nicht schnell
total(65:42)

ケルン放送交響楽団 – Cologne Radio Symphony Orchestra
ハンス・クナッパーツブッシュ – Hans Knappertsbusch (指揮)
録音: 10 May 1963, Saal 1, Funkhaus, Koln

超絶の至芸! クナッパーツブッシュの遺産

(スケルツォの)中間部はとても美しい。第2部の淋しさ!こんなに淋しい演奏は他に決してない。やがてヴァイオリンが天上から聴こえてくる。そのあとの盛上りは、ことによると7番全曲の頂点かも知れない。スケルツォのトリオが全曲のクライマックスとは!フィナーレもじっくりと遅く、丁寧に音符を追ってゆく。クナはスコアを読み尽しており、緩急が自在で、すべてのテンポが曲想にぴったりの名演がつづくのである。(宇野功芳、ライナーノーツより)

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