こんにちは、ともやんです。
ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル(1685~1759)の最高傑作。
オラトリオ「メサイア」
聖書のテキストを題材にしていることからクリスマスに演奏されることも多い。
僕は、2000年12月24日に高津市民合唱団の一員として秋山和慶指揮 東京交響楽団との豪華な顔ぶれの中で「メサイア」を歌いました。
そして来年2020年9月に現在は別の合唱団に所属している僕は、再びメサイアを歌います。
現代のメサイアは、古楽器演奏のスタイルがすっかり定着して速いテンポの軽快なものが多いですが、巨匠クレンペラーは、踏みしめるようなテンポで重厚な演奏を展開しています。
「メサイア」ヘンデルの最高傑作
ヘンデルは、ディッシャー公の依頼に応じて、1741年8月22日からこの曲を起稿し、9月14日に脱稿。
1742年4月13日、ダブリンにおいてみずからの指揮のもとに初演をしました。
初演当時は、合唱者70~80名、管弦楽も十数名という小規模なものでしたが、のちには、管弦楽部はモーツァルトの改編を得て今日の曲にいたり、現代では、数十名の管弦楽、数百名の合唱者をもって上演されます。
ただし、古楽器の演奏では、小編成もあり、演奏スタイルの幅もかなり幅広く行われています。
歌詞は聖書の聖句からとられ、キリストの出現、伝道、復活、昇天を題材としています。
曲中の有名な合唱曲「ハレルヤ・コーラス」は、今日もっとも人気の曲で、当時、この初演に臨席した国王は、あまりの荘厳さに思わず起立したと伝えられています。
クレンペラー&フィルハーモニア管 ヘンデル オラトリオ「メサイア」
ゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデル(1685-1759)
オラトリオ「メサイア」
オットー・クレンペラー指揮
フィルハーモニア管弦楽団
エリザベート・シュワルツコプフ(ソプラノ)
グレース・ホフマン(アルト)
ニコライ・ゲッタ(テノール)
ジェローム・ハインズ(バス)
フィルハーモニア合唱団
録音:1964年11月ロンドンにて
『クレンペラー没後40年レガシー・エディション~宗教音楽編』
クレンペラー没後40年を記念したアニヴァーサリー・エディション。バッハ、ヘンデル、ベートーヴェンの宗教大作の名盤4作品が収録されています。
ワーナーミュージック・ジャパン
現代の古楽器演奏と対極をなす演奏。
一言で形容するなら、仰ぎ見る富士の霊峰と言えば良いか。
ゆったりしたテンポで克明にどんな箇所もおろそかにせず、再現していきます。
かといって重いわけではない。
for unto us a child is bornなどよい例で、重厚さと軽快さを併せ持っています。
演奏時間は全曲で97分余り。
でも是非聴いて欲しい、名演の名盤です。
古臭いからと言って聴かないは人生にとって大きな損失だと思います。
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