フルトヴェングラー ベートーヴェン交響曲第5番”運命” 戦前の名演

フルトヴェングラー

こんにちは、
ともやんです。

フルトヴェングラーにとって、ベートーヴェンの第5交響曲”運命”は、戦いの系図と思えます。
1926年40歳の時の録音から、54年亡くなる年までの28年間に11種類(12種類と数えることも)の録音が残されていることから分かります。

また戦後の復帰コンサートでもこの曲をメインに持て来たことでもフルトヴェングラーがこの曲に対する思いの強さと深さがわかります。

そこで、今回は、戦前の2つの演奏をCDをご案内します。

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フルトヴェングラー ベートーヴェン第5交響曲 1926年盤

録音当時、フルトヴェングラー40歳。そのためかテンポが早く颯爽として印象を受けます。ただ、SPからの復刻で音質は貧弱で、ホルンのソロなど吹き出しそうになります。

また第一楽章の反復は行っていませんが、テンポの速さと共に録音事情によるのではと個人的に思います。

ただ、終楽章では、提示部では、遅めのテンポで堂々と踏みしめる演奏に対して、再現部では速いテンポで駆け抜ける感じで大きく違うのは、後ほどではないにしてもフルトヴェングラーの個性がはっきり出ています。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67

1.(06:24) I. Allegro con brio
2.(10:58) II. Andante con moto
3.(05:41) III. Allegro
4.(08:42) IV. Allegro

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 16,30 October 1926, Berlin

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ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」/「エグモント」序曲/ウェーバー:序曲「魔弾の射手」(ベルリン・フィル/フルトヴェングラー)(1926 – 1935)
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ここに収録された「運命」と「魔弾の射手」序曲はフルトヴェングラーの初の公式録音として知られる記念碑的な音源です。当時40歳の彼の演奏はまさに燃え上がるような激しさを感じさせます。この録音で本来欠落している部分(トラック4 3’34から3’47まで)は1937年盤から取り出して、うまく貼り合わせてあります。ここはまさに職人芸の世界です。
CD帯紹介文

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フルトヴェングラー ベートーヴェン第5交響曲 1937年盤

26年盤を聴いてから、この37年盤を聴くとその音質の向上に驚かされます。
僕は、アリアCDの復刻を所有し聴いていますが、新 忠篤氏の復刻盤はより期待できると思います。

演奏は、EMIによるスタジオ録音で、金管やティンパニが弱く(遠く?)弦主体の端正な演奏を展開しています。

だからむしろ50年代の演奏に通じるものがあります。
だからフルトヴェングラー的には物足りないですが、むしろ第5交響曲に対して、曲想から言っても様式美を尊重していたのでは、なんて勝手に思っています。

むしろ47年5月の復帰コンサートの演奏が特別だったと感じます。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第5番 ハ短調 「運命」 Op. 67
Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67

1.(07:38) I. Allegro con brio
2.(10:12) II. Andante con moto
3.(05:48) III. Allegro
4.(08:08) IV. Allegro
total(31:46)

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 8 October and 3 November 1937, Beethovensaal, Berlin

『ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67「運命」』

テレビでも話題になった玉音放送の復刻を担当した
新 忠篤氏の復刻音源シリーズ第2弾!
ノイズ除去を行なわない驚異の音質で
フルトヴェングラーのSPがよみがえる!

「運命」は大指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)の英HMVへの初めての録音。録音はベルリンのベートーヴェンザールから電話線でエレクトローラの原盤カットルームに中継され、そこで原盤が作成された。フルトヴェングラーは1926年にもベルリン・フィルを指揮して独 GRAMMOPHON に同曲を録音していたが、音質に遜色があったブランズウィック社開発の光学式録音だったために早期に廃盤になっていた。
「未完成」は第2次世界大戦後の1950年にウィーン・フィルを指揮してHMVに録音したもの。録音方式は磁気テープ録音と思われる。SPレコード時代の最末期のものでたいへん珍しい。復刻に使用した原盤に起因する雑音が冒頭にある。
東武ランドシステム

フルトヴェングラー CDベスト10 宇野功芳編

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