ブルーノ・ワルター モーツァルト交響曲第25番 三種類

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こんにちは、
ともやんです。

モーツァルトの交響曲第25番ト短調 K.183は、第40番K.550に対して小ト短調と呼ばれています。

というのも数多いモーツァルトの交響曲の中でも短調の書かれたものは、この2曲だけなのです。

作曲は、1773年10月5日ザルツブルクにおいてで17歳の時の作品。
日付でだけ見ると第24番K.182が10月3日に作曲されているので2日で作曲されたことになります。

しかも驚きなのはこの2曲まったく内容も性格も違うのです。
第24番は変ロ長調で「祝祭的な催しの開幕を告げる」というイタリア風序曲的でしかも伝統的な3楽章形式です。

一方、第25番は、ト短調で4楽章形式。

映画「アマデウス」のオープニングを飾った曲でもあります。

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ブルーノ・ワルター モーツァルト交響曲第25番

ブルーノ・ワルターは、モーツァルトの交響曲第25番の録音を3種類残しています。

1.1954年12月10日 コロンビア響 スタジオ
2.1956年3月11日 ニューヨーク・フィル ライブ
3.1956年7月26日 ウィーン・フィル ライブ

実は、僕は今回紹介するニューヨーク・フィルの録音は聴いていません。
ぜひ、聴きたいと思い自分への紹介ということでもこの記事を書いています。

この記事を書き出す前に1と3を聴きました。
敬愛する音楽評論家・宇野功芳氏は、2が最良としていますが、演奏自体は、2と3は甲乙つけがたいが、録音の良さで2ということです。

3はどうしても録音が気になります。
だから普段鑑賞するなら断然1ですね。

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ワルター&コロンビア響 モーツァルト交響曲第25番

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第25番 ト短調 K. 183
Symphony No. 25 in G Minor, K. 183

1.(04:44) I. Allegro con brio
2.(04:30) II. Andante
3.(03:45) III. Menuetto – Trio
4.(04:14) IV. Allegro
total(17:13)

コロンビア交響楽団 – Columbia Symphony Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: 10 December 1954, 30th Street Studio, New York City

ワルター&コロンビア響 モーツァルト交響曲選集

終楽章で冒頭の動機が顔を出すたびにテヌートする名人芸にいたってはワルター全盛というべく、十七歳のモーツァルトが大人の感情で描いた疾風怒濤の「小ト短調」をゆれ動くような生命力で再創造しつくしたのである。(宇野功芳記)

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ワルター&ニューヨーク・フィル モーツァルト交響曲第25番

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第25番 ト短調 K. 183
Symphony No. 25 in G Minor, K. 183

1.(0-:–) I. Allegro con brio
2.(0-:–) II. Andante
3.(0-:–) III. Menuetto – Trio
4.(0-:–) IV. Allegro
total(–:–)

ニューヨーク・フィルハーモニック – New York Philharmonic Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: 11 March 1956 New York City

モーツァルト: 交響曲集<限定盤> ブルーノ・ワルター ニューヨーク・フィルハーモニック

ワルター最高の「小ト短調」。全盛期のライブの息吹を伝えて凄絶であり、四か月後のウィーンでのライヴに酷似するが、録音はニューヨーク盤のほうが輝かしく、ぼくはこれをもってトップにしたい。(宇野功芳記)

ワルター&ウィーン・フィル モーツァルト交響曲第25番

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)

交響曲第25番 ト短調 K. 183
Symphony No. 25 in G Minor, K. 183

1.(04:44) I. Allegro con brio
2.(04:18) II. Andante
3.(03:54) III. Menuetto – Trio
4.(04:03) IV. Allegro
total(16:59)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
ブルーノ・ワルター – Bruno Walter (指揮)
録音: 26 July 1956, Live recording, Salzburg Festival, Austria

モーツァルト:交響曲第40番&第25番 ブルーノ・ワルター ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ザルツブルク音楽祭における実況盤である。会場のせいか残響が乏しく、そのためもあってワルターの表現も非常にきびしく、真剣勝負的に聴こえる。(宇野功芳記)

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