クレンペラー マーラー 大地の歌

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こんにちは、
ともやんです。

オットー・クレンペラー(1885-1973)の指揮によるマーラーの「大地の歌」は、世紀の名盤だと思っていましたが、ここにきて、合計9日間におよぶクレンペラーとフィルハーモニアおよびニューフィルハーモニア管の録音秘話を知ったのです。

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クレンペラー マーラー 大地の歌 録音秘話

EMIの正規録音であるクレンペラーの指揮によるマーラーの大地の歌は、オーケストラが2つクレジットされています。フィルハーモニア管弦楽団とニュー・フィルハーモニア管弦楽団の2つのオーケストラの名前です。

マーラーの大地の歌は、1964年2月9日から11日の第2と第4楽章、同年64年の11月7日と8日に第1、第3と第5楽章、そして66年7月に残りの第6楽章が録音されました。

実は、1回目の録音が終わってから約1ヵ月後にオーナーのウィルター・レッグがオーケストラの活動停止を公表し、楽譜ライブラリーまで売り払ってしまったのです。

これでこのオーケストラも終わりかと思われたのですが、楽員たちは屈せずに困難な自主運営との道を選び、精神的支柱としてクレンペラーに首席指揮者を依頼したのです。

第1楽章の開始では、ホルンが力強く奏でられますが、首席ホルン奏者には、ベルリン・フィルから声が掛かったほどでした。しかし彼は動きませんでした。

だから64年の11月と66年7月は、ニュー・フィルハーモニア管として録音しているのです。

だからこの大地の歌には、クレンペラーの強靭な意志と楽団員の見事な集中力と気迫、そして音楽が出来る悦びが詰まった録音なのです。

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クレンペラー マーラー 大地の歌

グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
大地の歌
Das Lied von der Erde (Song of the Earth)
作詞 : ハンス・ベートゲ – Hans Bethge

1.(08:07) I. Das Trinklied vom Jammer der Erde (The Drinking Song of Earth’s Misery)
2.(10:10) II. Der Einsame im Herbst (The Lonely One in Autumn)
3.(03:43) III. Von der Jugend (Of Youth)
4.(07:47) IV. Von der Schonheit (Of Beauty)
5.(04:43) V. Der Trunkene im Fruhling (The Drunkard in Spring)
6.(29:32) VI. Der Abschied (The Farewell)
total(64:02)

クリスタ・ルートヴィヒ – Christa Ludwig (メゾ・ソプラノ)
フリッツ・ヴンダーリヒ – Fritz Wunderlich (テノール)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 – New Philharmonia Orchestra
フィルハーモニア管弦楽団 – Philharmonia Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)

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クレンペラー マーラー 交響曲選集(第2番「復活」、第4番、第7番、第9番、大地の歌、歌曲集)

クレンペラーが旧EMIレーベルにステレオで残した歌曲を含むマーラー録音全6作品は、ワルターと並び全てのマーラー録音のなかでも特別な位置にある至高の演奏です。

ワルターの情感的表現とは異なり、極めて客観的な交響作品として扱ったクレンペラーのマーラーは、高音質でより真価を発揮します。最大の遺産のひとつと言える名盤が蘇ります。

現況での最高音質を目指し、今回、あらためて英国にあるオリジナル・アナログ・マスターテープから96kHz/24bit(歌曲のみ192kHz/24bit)でデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリングを新規で行いました。
新規解説付。永久保存盤です。1,500セット限定のシリアル・ナンバー付。

マーラー 交響曲、大地の歌<限定盤> オットー・クレンペラー 、 フィルハーモニア管弦楽団 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団


SACDハイブリッド盤は、金額的にちょっとという方にはこちらもおすすめです。

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